モーグル ワールド/ ”モーグルをもっと楽しく”が合い言葉

モーグルコース・全体
モーグルコース・上部
モーグル競技会場:リステル
全長:225m
コース幅:18m
最大斜度:37°
平均斜度:29°
モーグルコース:スタートから第1エア

2008 FIS ワールドカップ モーグル猪苗代大会いよいよ明日開催

2008 フリースタイル FIS ワールドカップ猪苗代大会のモーグル競技が、いよいよ明日2月16日(土)に福島県猪苗代町のリステルスキーファンタジアで行われる。

今回の大会は来年2009年に行われる世界選手権のプレ大会としても注目を集めている。

モーグル競技は今年、コース設定とルールが変更され、それにより例年とは違うコース設定となり、より高度な技術を要するようになった。
変わったのはエア台の位置で、第1エアがスタートから15%、第2エアがゴールから20%を目安に設置されるようになり、ミドルセクションが非常に長くなる設定となった。
リステルのコースの特徴は、スタート付近が最も急斜面(約37°)になっており徐々に緩く(平均29°)なって行く地形をしている。
これにより第1エアの位置が例年よりも急斜面(上部)に設置されているため、急斜面にランディング(着地)をすることになる。
公式練習ではここで失敗をする選手達も多く、本番ではここが勝負のポイントとなりそうだ。

ランディング後の1、2ターンでスピードコントロールをして、そのまま長いミドルセクションをキレのあるターンでビックリするようなスピードで滑り降り、ゴールに近くなった第2エアでビッグなエアを飛んで魅せた選手が高得点をマークすることになるだろう。

そのため、第1エアはどの選手もいつもよりも抑えめに飛んで、第2エアまでにスピードを加速させて第2エアを大きく飛ぶという作戦になることが予想される。

そうは言ってもそこはワールドカップ選手達、練習では失敗していても本番になると信じられないほどのスピードとビッグなエアをいとも簡単にやってみせてくる。
その迫力は観ているだけで興奮してくるもので、そして選手達と一緒に感じることができる。

日本の各選手達にもその素質は十分にあり、いつでも優勝することのできる力を持っている。
今シーズンからのコース設定とルール変更に対しても、誰一人も動じることなく逆に自分の持ち味が生かせるとまで言ってる。
明日、日本人選手達が猪苗代で大暴れしてくれることを期待しよう。

(2008.02.15.20:45)

モーグルコース・ミドルセクション
モーグルコース:第2エアからゴール
モーグルコース:ミドルセクション
モーグルコース:第2エアからゴール