モーグル ワールド/ ”モーグルをもっと楽しく”が合い言葉

上村愛子
伊藤みき
上村愛子選手
伊藤みき選手

2009 FIS フリースタイルスキー 世界選手権 猪苗代大会
上村愛子選手ら日本代表選手 記者会見!

2009 FIS フリースタイルスキー 世界選手権 猪苗代大会の開幕に先立って、上村愛子選手ら日本代表選手の記者会見が、ホテルリステル猪苗代内会見場で行われた。

会見には、モーグル:上村愛子選手(北野建設)・伊藤みき選手(中京大学)・里谷多英選手(フジテレビ)・上野修選手(リステル)・附田雄剛選手(リステル)、スキークロス:土井俊幸選手(サンミリオンSC)・福島のり子選手(ICI石井スポー)、エアリアル:倉田孝太郎選手(猪苗代SC)・水野剣選手(ノースランドSC)田原直哉選手(徳洲会SC)の10名が出席し、各選手が抱負を語った。

モーグル日本代表選手のコメント>

里谷多英
里谷多英選手
上野修
附田雄剛
上野修選手
附田雄剛選手
記者会見の様子
記者会見の様子(ホテルリステル猪苗代内)

=附田雄剛選手=
抱負:
「今シーズンW杯を回って来て、成績以外にも技術的な部分で成長したところがあると思う。そのような気持ちになれているのは、一緒に練習してきたチームメイトがいたからだと思います。世界選手権の出場は4枠なので、一緒に練習してきた仲間の中にも出れない選手もいるのですが、彼らも悔しい思いをしていると思うし、彼らの分まで彼らに見られても恥ずかしくない滑りをしたいと思います。僕を応援してくれているリステルの社員の方たちにも滑りを見ていただきたい。」

日本人選手がリステルのコースと相性が良いのはなぜ?:
「16歳のときに全日本選手権で初めて優勝したのがこのリステルのコースだったので、そのころから大好きで、その後、縁もありリステルへ入社してお世話になりながら、大会に参戦している。その間にもこのコースで何度かW杯の表彰台に立っている。今大会でのコース設営でも、同じ部署の社員たちが雪不足の中、頑張ってくれてすばらしいコースを作ってくれているようなので、自分にとっては他の大会とは違う特別な思いがあります。」

どのような滑りを観てほしい?:
「ジャンプもあり、ターンもあり、何か一つだけ良いものがあるだけでなく総合的に得点が高くないといけないので、特別に得意な分野(ターン、エア、スピード)があるわけではないので、総合的な滑りを見てほしい。」

世界選手権とバンクーバーオリンピック、意識は?:
「バンクーバーオリンピックは大きな目標ではあるが、現時点では世界選手権のことを考えている。今までに何度も世界選手権には出場しているが、1997年の長野大会にも出場し、今回と2度も自国で開催される世界選手権に出場できることはとてもチャンスだし、ラッキーだと思っています。」
(2009.02.28)

=上野修選手=
抱負:
「ここまでの試合(W杯)はうまく滑ることができない試合が多かったのですが、毎年猪苗代での大会には皆さんのご協力のおかげで、すごくいい精神状態で挑めています。このコースは相性がいいと思っているので、自分のベストパフォーマンスをすることに集中して、表彰台狙って頑張りたいです。」

日本人選手がリステルのコースと相性が良いのはなぜ?:
「宿発施設だったり大会運営だったりと、日本人が多いので精神的にリラックスして大会に挑めることが一番大きな理由だと思います。W杯をやるコースでも難コースということで、ターンが大事になってくるので、自分には有利かなと思っている。」

どのような滑りを観てほしい?:
「僕はターンが得意なので、急斜面をスピードに乗った攻めて来るターンを見てほしいです。」

世界選手権とバンクーバーオリンピック、意識は?:
「来年のオリンピックも魅力的だが、地元開催なので自分の中でも強いのあるこの大会で、自分の滑りをしっかり出すということに集中していきたいと思います。それができれば、その後の大会やバンクーバーオリンピックへ繋がって行くと思ってます。」

=里谷多英選手=
抱負:
「具体的な目標はまだ設定してないけど、自分の力を出し切れるような大会にしたいと思う。」

日本人選手がリステルのコースと相性が良いのはなぜ?:
「猪苗代のコースは昔から世界でも一番難しいコースだと言われてきて、そのコースで昔から日本人選手は良い成績を出しているのですが、私も個人的にすごく好きなコースで、急斜面の方が滑りやすいと思ってます。初めて予選を通過したのが猪苗代だったと思うのですが、自分にとって良いコースです。」

どのような滑りを観てほしい?:
「頑張って大きく飛んで、速く滑り降りたいと思います。」

世界選手権とバンクーバーオリンピック、意識は?:
「バンクーバーオリンピックよりも、まずは世界選手権でいい滑りができたら順位もついて来ると思うので、そのときに次のことを考えたい。」

=伊藤みき選手=
抱負:
「今年は、念願の表彰台に上ることができたので、勢いに乗ってシングルもデュアルもいい滑りができるようにがんばります。」

日本人選手がリステルのコースと相性が良いのはなぜ?:
「初めて8位入賞したのがこのコースだった。日本人選手にとっても、私にとっても難しいコースでは多くの選手にチャンスがあると思うので、日本人選手のみんなにもチャンスのあるコース。今回は世界選手権という大きな大会なので、その相性を見せれたらいいなと思います。」

どのような滑りを観てほしい?:
「虜にできるように滑りたい。滑りの中で上半身がきれいだね、とよく言われるので、それも見てほしいです。」

世界選手権とバンクーバーオリンピック、意識は?:
「バンクバーオリンピックはとても大きな大会だと思うけど、この猪苗代で行われる世界選手権は自分にとって意味のある大会だと思っています。自国なので、親や友達も見に来てくれる中で、自分がどのような滑りができるかも楽しみだし、いい滑りができるように頑張ります。」

=上村愛子選手=
抱負:
「今シーズンはすごく調子はいいのですが、日本での大会は他の試合よりもすごく緊張もするし、プレッシャーもかかって来るのですが、昨シーズン、その気持ちに打ち勝つことができて、ここで優勝することができたので、また同じような力強い滑りをして、自分自身に勝って行きたいと思っています。そんな滑りができるようにがんばります。」

日本人選手がリステルのコースと相性が良いのはなぜ?:
「どこのコースも第一印象は難しいと感じるのですが、猪苗代の試合で日本人選手の成績が伸びるのは、スキー技術が高くないと急斜面で難しいコースは滑れないので、日本人選手のスキー技術が高いんだなと自信を持ってみんなのことを見ている。他の選手と差のつきやすいコース、簡単なコースでいい滑りをするのは当たり前だけど、難しいコースで自分たちの力を出し切れる日本チームをうまいんだなと自身を持てるコースだと思う。」

どのような滑りを観てほしい?:
「すごく難しいコースなので、泳ぎ腰にならないように常に攻めて滑りたいと思っている。こういうコースは特にスキー板を横に振ってしまうと、転んだりミスが増えてしまうと思うので、いつも通りの滑りができるように、急斜面でも攻めてるな、と思ってもらえるような力強い滑りをしたいと思います。」

世界選手権とバンクーバーオリンピック、意識は?:
「来年のオリンピックというよりも、目の前の世界選手権でいい滑りをすることだけを考えている。久しぶりにプレッシャーのかかる試合だと思っているので、ここで力を出せる状態に持って行かないと、オリンピックでも同じ失敗をするのではないかと考えているので、この世界選手権で優勝を目指せる状態までしっかりと持って行きたい。」