モーグル ワールド/ ”モーグルをもっと楽しく”が合い言葉

公式トレーニング&記者会見・2010 FIS ワールドカップ モーグル 猪苗代大会

2010 FIS ワールドカップ モーグル 猪苗代大会の公式トレーニング2日目が、会場となる福島県猪苗代町リステルスキーファンタジア・ダフィーコースで行われた。
昨日とは打って変わって晴天の中、各国の選手達が世界でも屈指の難コースを確認した。

バンクーバーオリンピック4位の上村愛子選手も元気な姿を見せ、「オリンピック後初めてのスキー」と会見で語った今日はターンの練習を中心にコースの確認をしていた。

伊藤みき選手も少し熱があると言いながらも軽めのトレーニングで調整し、コースを確認していた。

バンクーバーオリンピック男子金メダルのAlexandre Bilodeau/アレキサンダー・ビロドウ(CAN)も、自分の限界スピードを確かめるように、果敢に攻めていた。

2010 FIS W杯 モーグル 猪苗代大会 フォトギャラリー・3月4日>
上村愛子 伊藤みき
上村愛子選手 伊藤みき選手

公式トレーニング後、オリンピックに出場した日本代表選手8名(男子4名・女子4名)が、ホテルリステル猪苗代内で会見を行った。

オリンピック後初の大会へ向けて、リステル(猪苗代)では3連覇中の上村愛子選手も「オリンピック後は家族とゆっくりしていて、すこし気も緩んでいたが、気を引き締め直して頑張りたい。」と語った。

5大会連続でオリンピックに出場した里谷多英選手は、「オリンピックでの転倒が初めてで悔しかったので、W杯では転倒しないように滑りたい。」と意欲を見せた。

各選手が口を揃えて、「リステルのコースは第一エアのランディング(着地)が難しいのでしっかりとコントロールして滑りたい。」と言うほど、ほとんどの選手が今日の練習で失敗し、大転倒しコースから飛び出てしまう選手もいた。

リステルの社員でもある附田雄剛選手が、「毎年、すばらしいコースを準備してくれるスタッフへ感謝しています。」と言う通り、決して雪が豊富なスキー場ではなく、さらに温暖化で降雪量も減少している中でも雪を集め、コース内では土が出ることなどなく、さらにはW杯で戦うに相応しい難易度を持ったコースは、選手達も見ている人たちをも興奮させてくれる。

公式トレーニングはあと1日、またオリンピックの興奮が蘇って来ることでしょう。

(2010.03.04)