モーグル ワールド/ ”モーグルをもっと楽しく”が合い言葉

上村愛子選手が優勝!2010 FIS ワールドカップ モーグル 猪苗代大会

2010 FIS ワールドカップ モーグル 猪苗代大会が、福島県猪苗代町リステルスキーファンタジア・ダフィーコースで行われた。
朝からの悪天候に予定されていた昨日の順延試合がキャンセルとなり、もう一試合も女子予選のみが行われ、予選の順位がそのまま決勝の順位としての扱いとなる、いわゆる予選決勝の一発勝負となった。
男子は、予選途中まで進行したものの、視界不良となり中断が度重なり、最後は試合続行限界時間15時45分をもって、キャンセルとなってしまった。

バンクーバーオリンピック4位の上村愛子選手が、23.00点で今季W杯初優勝を飾り、通算10勝目、猪苗代での大会は4連勝とした。
切れ味鋭い得意のターンと圧倒的なスピードで滑り切った上村選手、「スタート前は不安な気持ちだったのですが、ファンの声援で気持ちが吹っ切れて、転んでもいいと思って思い切り滑った。」と、最後まで大会を見守ってくれた2000人以上の観衆の前で上村選手らしい滑りを披露し、最高の結果でファンに応えた。

2位は22.73点でバンクーバーオリンピック銀メダルのJennifer Heil/ジェニファー・ハイル(CAN)、3位は22.20点でバンクーバーオリンピック銅メダルのシャノン・バーク/Shannon Bahrke(USA)が入った。

上村選手は、オリンピックメダリストを抑えての堂々の優勝だった。

上村愛子 上村愛子 上村愛子
上村愛子選手のターン 上村愛子選手のエア メダルを手に笑顔の上村愛子選手

伊藤みき選手が19.12点・7位、村田愛里咲選手が17.30点・13位、水谷夏女選手が16.43点・15位、星野純子選手が16.34点・16位、田村悠選手が13.91点・18位、伊藤さつき選手が8.29点・20位だった。
里谷多英選手は第一エアの着地で転倒してしまい、その後滑り出すもコースアウトしてしまった。

(2010.03.07.18:30)