モーグル ワールド/ ”モーグルをもっと楽しく”が合い言葉

モーグル 全日本選手権 大会会場
モーグル 全日本選手権・大会会場
大会会場:
さっぽろばんけいスキー場・モーグルコース
全長:245m
コース幅:20m
最大斜度:32°
平均斜度:27°
写真:コース上部から見た様子

フリースタイルスキー モーグル 全日本選手権 公式練習1日目

フリースタイル スキー 全日本選手権 モーグル 2008 北海道大会の公式練習1日目が、会場となるさっぽろばんけいスキー場のモーグルコースで行われた。

朝から晴天に恵まれ、さらに気温もどんどん上がり暑ささえ感じるほどとなった。
そんな中、エントリー104名中約半分の選手が公式練習でコースの確認をした。

表面は雪が緩くなり、溜まった雪にスキーをとられそうになる選手も多い中で、選手たちから聞こえてくる声は意外にも「コースが固くて、けっこう難しいね」だった。
見た目ではわからないが中はしっかり締まっていいて、さらにコブも深くなり、スキーをコントロールするのが難しいのだろう。
実際にエアを飛んだランディング(着地)では、「パーン」とスキー板がコースに叩き付けられる音が響いていた。
それでも選手たちは、このコースを攻略するために果敢に練習をしていた。

今シーズンからルール変更したコース設定とは若干違い、第1エアがスタートから20%の位置に、第2エアがゴールから35%の位置に設置されている。
モーグル攻略としては、第1エアのランディング(着地)から第2エアまでをいかにミスなく滑り降りてくるかが基本だが、このコース設定では、第2エアのランディング後も油断はできない。
第2エアの勢いでゴールまで滑り降りるにも、まだ全体の3分の1が残っているので、ミスをしてしまえばそこで勝敗を分けてしまうことも十分に考えられる。

国内最高峰の大会で確実に結果を残すことで、来シーズンのナショナルチームメンバーとなる可能性も多いにあるだけに、多くの選手たちが上位進出を狙って争いを繰り広げるだろう。
ここ数年の日本チームは、若い選手の成長も著しく世界でも上位レベルの技術を身に付けて来ている。
それだけに今大会は、非常に見応えある大会となることだろう。

(2008.03.19.21:00)