2007 FIS ワールドカップ モーグル
猪苗代 リステル
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晴天に恵まれた本番前日の公式トレーニング(2007.02.16)
公式練習初日は雨、2日目は吹雪、3日目にしてようやく晴天に恵まれたワールドカップ猪苗代大会、モーグルの競技会場となるリステルスキーファンタジア・ダフィーコースで、各国の選手が本番前日の最終調整を行った。
日ごとに変わるコースコンディションの中、選手たちは第1エア、第2エアの入り方や着地を入念に確認し、後半は本番を想定しスタートからゴールまで通しての練習など、迫力ある滑りと大きなエアを魅せてくれた。
今回のコースのポイントは、リステルの特徴でもある急斜面(約35°)での第1エアの着地から第2エアまでのミドルセクションをどのように攻略するかが、勝敗に大きく左右するだろう。
しかも、雨で緩んだ雪が急激な気温低下で凍り、固くなったバーンに雪が降りかぶったコースコンディション。第1エアの着地でスピードコントロールするために選手たちはブレーキをかける。これによりかぶっていた雪が削られ、固いバーンが出てくる。急斜面で固いバーンでのスピードコントロールは非常に難しく、選手の実力が試されるため、世界でも難コースと言われる理由の一つでもある。
(写真:リステルスキーファンタジア・ダフィーコースにて)