モーグル ワールド/ ”モーグルをもっと楽しく”が合い言葉

2012 FIS フリースタイルスキー モーグル
ワールドカップ・日本 湯沢町 苗場/Naeba
< 特集 >

World Cup in Naeba

2012 FIS フリースタイルスキー モーグル ワールドカップ in 湯沢町 苗場 大会
DM・Ladies フォトギャラリー 2012.2.19>>

2012 FIS フリースタイルスキー モーグル ワールドカップ in 湯沢町 苗場 大会
DM・Men's フォトギャラリー 2012.2.19>>

上村愛子選手2位・伊藤みき選手3位!
Hannah Kearney/ハンナ・カーニー(USA)の連勝が9でストップ (2012.2.19)

前日とは打って変わって晴天となり、2012 FIS ワールドカップ モーグル苗場大会、第10戦目となるデュアルが行われ、上村愛子選手が復帰後初の表彰台となった。

女子の優勝はAudrey Robichaud/オードリー・ロビショウ(CAN)がW杯初優勝、2位が上村愛子選手、3位が伊藤みき選手となった。

上村選手は予選を2位で決勝トーナメントへ、1回戦Alexandra Dufresne/アレキサンドラ・デュフレン(CAN)に勝利し、2回戦は村田愛里咲選手(2008年W杯総合優勝した年に全日本選手権で対決し村田選手が勝利して以来の対決)に勝利、準決勝では伊藤みき選手(2009年世界選手権決勝で対決し上村選手が勝利して以来)に勝利し、決勝はHannah Kearney/ハンナ・カーニー(USA)の連勝記録をストップさせたAudrey Robichaud/オードリー・ロビショウ(CAN)と。
「スピードを求めた」という上村選手が珍しくミスをして勝負あり、Audrey Robichaud/オードリー・ロビショウ(CAN)の優勝となった。
日本人対決について上村選手は「外国人選手と対戦する時とは気持ちが違うが、2人は絶対に勝ってやるという気持ちを出してぶつかって来てくれたので、私も触発されて2人のお陰で良い滑りができた」と語った。

伊藤みき選手は予選を6位で決勝1回戦はRegina Rakhimova/レジーナ・ラヒモワ(RUS)に勝利し、2回戦で現在ランキング2位のJustine Dufour-Lapointe/ジャスティン・デュフォーラポイント(CAN)に勝利、準決勝で上村愛子選手に敗れたが、3位決定戦は女王Hannah Kearney/ハンナ・カーニー(USA)に勝利して見事に3位。
「今シーズンはデュアル決勝1回戦を勝てなかったので、1つ勝てたことで気持ちが乗って、今日の私にはできると思って滑った」と語った。
現在のランキング1位と2位選手に勝ったことは自信になったことだろう。

村田愛里咲選手は予選を10位で決勝1回戦Chloe Dufour-Lapointe/クロエ・デュフォーラポイントに勝利し、2回戦で上村愛子選手に敗れ8位、2日連続でベスト10に入った。

星野純子選手が予選17位、里谷多英選手が予選25位、市村美樹選手が予選28位だった。

男子の優勝はPatrick Deneen/パトリック・デニーン(USA)、2位はMikael Kingsbury/ミカエル・キングスバリー(CAN)、3位はPhilippe Marquis/フィリップ・マーキス(CAN)となった。

遠藤尚選手が予選4位で決勝1回戦Sergei Shimbuev/セルゲイ・シンブエ(RUS)に敗れ9位、上野修選手は予選10位で決勝1回戦Bradley Wilson/ブラッドリー・ウィルソン(USA)に敗れ12位、四方元幾選手が予選15位で初の16名による決勝へ進出し1回戦Jeremy Cota/ジェレミー・コータ(USA)に敗れ15位で自己最高位、西伸幸選手は予選16位で決勝1回戦Mikael Kingsbury/ミカエル・キングスバリー(CAN)に敗れ16位だった。

四方選手は「最初はW杯転戦の中の1つの試合として考えていたが、実際に苗場に来てみてテンションが上がった。自分の持ち味を出したいと思っていて、得意とするエア(コーク10)も調子が上がってしっかり決めることができて結果も自己最高位にとても嬉しいです」と語ってくれた。

西選手も2日連続の決勝進出に「ちょっとしたミスでMikael Kingsbury/ミカエル・キングスバリー(CAN)に負けてしまった。調子は上がって来てるのでまた次に頑張ります。」と語った。

廣島啓太選手予選19位、小林樹生選手予選22位、附田雄剛選手29位、山口卓也選手予選36位、吉川空選手予選37位だった。

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上野修選手4位入賞! (2012.2.18)

2012 FIS ワールドカップ モーグルの第9戦目となる苗場大会で上野修選手が4位入賞を果たした。
日本人選手女子では村田愛里咲選手が6位に入り自己最高位、上村愛子選手7位、伊藤みき選手8位、星野純子選手13位と4名が決勝へ進出した。
W杯初出場の市村美樹選手は25位、里谷多英選手は26位だった。
日本人選手男子は、西伸幸選手決勝11位、廣島啓太選手20位、四方元幾選手25位、W杯初出場の山口卓也選手28位、小林樹生選手31位、附田雄剛選手36位、吉川空選手38位、遠藤尚選手DNFだった。

女子の優勝は、Hannah Kearney/ハンナ・カーニー(USA)で開幕から9連勝、2位はAudrey Robichaud/オードリー・ロビショウ(CAN)、3位はJustine Dufour-Lapointe/ジャスティン・デュフォーラポイント(CAN)となった。
男子の優勝は、Mikael Kingsbury/ミカエル・キングスバリー(CAN)で今季8勝目、2位はJeremy Cota/ジェレミー・コータ(USA)、3位はCedric Rochon/セドリック・ローション(CAN)となった。

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2012 FIS フリースタイルスキー モーグル ワールドカップ in 湯沢町 苗場 大会
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2012 FIS フリースタイルスキー モーグル ワールドカップ in 湯沢町 苗場 大会
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公式練習1日目 (2012.2.16)

晴天の中、各国の選手たちが公式練習に臨んだ。
日本代表選手も精力的に苗場のコースを確かめた。

そんな中、存在感を見せつけたのが今季W杯8戦全勝のHannah Kearney/ハンナ・カーニー(USA)と8戦中7勝のMikael Kingsbury/ミカエル・キングスバリー(CAN)だ。
他を寄せ付けない安定感のHannah Kearney/ハンナ・カーニー(USA)、ほぼ完璧なバックフル(伸身1回転1回ひねり)とコーク10(体の軸を水平に3回転)を軽々飛んでしまうMikael Kingsbury/ミカエル・キングスバリー(CAN)、王者の風格たっぷりのこの二人の滑りに注目だ。

今シーズン復帰した上村愛子選手も2年前猪苗代大会で優勝して以来となる国内大会。
公式練習は早めに切り上げたが、その後もゴールエリアで終始笑顔で他の選手の滑りを見つめていた。

W杯初出場となる山口卓也選手も公式練習に臨み、出場している世界トップクラスの選手たちを見て「決して劣っているとは思わない。初出場で怖いものはないので、成績を気にせず楽しみたい。」と語り、第1エアは7(ヘリコプター2回転)と第2エアはこれまで国内大会では封印して来たコーク10を飛ぶと断言してくれた。

星野純子選手は所属こそチームリステル・福島県だが、新潟県出身でしかも新潟大学の現役学生なのです。
地元での開催に「とても嬉しいです。」
今回の目標は?「上位16名による決勝に進出すること、決勝ではコーク7を飛ぶこと。」と笑顔で答えてくれた。
今シーズンは初の決勝進出も経験し、8戦中3戦で決勝進出しているだけに期待も大きくなる。

明日も公式練習が行われ、18日(土)にシングルモーグル、19日(日)にデュアルモーグルが行われる。

2012 FIS フリースタイルスキー モーグル ワールドカップ in 湯沢町 苗場 大会
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急ピッチで進められる会場準備 (2012.2.15)

いよいよ明日から公式練習が始まる。
本日の苗場は天候が悪く視界不良の中、大会スタッフが懸命に会場作りをしていた。
世界のトップ選手を迎えるのに相応しいコースとするために、一度完成したエア台を作り直すなど妥協を許さない。
こうやって完成したコースで選手たちが最高のパフォーマンスを魅せてくれるのだ。

選手たちも現地入りし始め、W杯初出場となる市村美樹選手は「初めてで、とても緊張してます」と言いながらも笑顔だった。
今シーズンからW杯を転戦している四方元幾選手は「連戦続きで移動時間の使い方など、ようやく慣れて来たところ」と世界を転戦する過酷さを経験して来たようだ。

モーグルの観どころ
ウサイン・ボルトとほぼ同じ速さで滑る (2012.2.13)

モーグル競技を観て、まず目に引くのが大きなエアだろう。
特に男子は、思わず「お〜っ」と声が出てしまうほどに大きく、技もアクロバティックだ。
今では、ダブルフル(伸身1回転2回ひねり)やコーク10(体の軸を水平に3回ひねり)を飛べる選手も多くいる。

なんと言っても、そのスピードには驚かされる。
ワールドカップともなると、平均して28°〜30°ほどの普通に立っていることさえきつい急斜面にできた大きなコブ。
その中をもの凄い速さで滑り降りて行くのである。

秒速10m以上、その速さを例えると陸上100Mの世界記録保持者ウサイン・ボルトとほぼ同じ速さでコブの中を滑っていることになる。

しかもただ速いだけではなく、その中でしっかりとターンをしてくるのだから「なんなんだ、あの足の動きは!」と言うのが単純な感想だろう。
より速く滑り、より大きく飛び、しっかりターンをした選手が高得点を出す。

世界のトップ選手たちが、苗場で魅せてくれる滑りがますます楽しみだ。

2012 FIS ワールドカップ モーグル 中国 北大湖大会の男女上位3名の滑り。
女子上位3名
http://fisplayer.infrontams.tv/freestyle/?id=42
男子上位3名
http://fisplayer.infrontams.tv/freestyle/?id=41

2012 FIS ワールドカップ モーグル 苗場大会・特集ページ (2012.2.12)

いよいよ1週間後に迫ったモーグル ワールドカップ苗場大会の様子をお伝えして参ります。

<Moguls 〜 world>

2009年 FIS フリースタイルスキー世界選手権猪苗代大会

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