2008 FIS フリースタイル スキー
モーグル ワールドカップ
2007-2008 FISフリースタイルスキー モーグルのワールドカップが12月13日にフランスのティーニュで開幕する。
昨シーズンは世界的な雪不足に悩まされ、シーズンを通してなんと4戦が雪不足のためにキャンセルとなる異常気象だったが、今シーズンはいかに・・・
2006-2007W-Cupチャンピオンには、男子はDale Begg-Smith/デイル・ベッグ-スミス(AUS)が2連覇・女子はJennifer Heil/ジェニファー・ハイル(CAN)が4連覇を成し遂げ、圧倒的な強さを見せつけた。
2007-2008W-Cupは、新しいチャンピオンが誕生するのか、はたまた彼らが連覇をするのか、果たしてどんなドラマが待っているのか楽しみである。
そして気になる日本人選手、昨シーズン表彰台に上った、上野修・附田雄剛・西伸幸の3選手を筆頭に、ケガの回復が気になる上村愛子、昨シーズン急成長した伊藤みきらの活躍を期待したい。
一人でも多くの日本人選手が、世界で活躍する姿を観て日本中が興奮する日を楽しみにしよう。
○イタリア バルマレンコ大会(2008.03.15)
○スウェーデン オーレ大会(2008.03.08)
○スウェーデン オーレ大会(2008.03.07)
○チェコ マリエンバート大会(2008.03.01)
○日本 福島県猪苗代リステル大会(2008.02.16)
○2008 FIS ワールドカップ猪苗代大会・特集
○カナダ サイプレスMtn大会(2008.02.09)
○アメリカ ディアバレー大会(2008.02.02)
○カナダ モンガブリエル大会(2008.01.26)
○アメリカ レークプラシッド大会(2008.01.20)
○アメリカ レークプラシッド大会(2008.01.18)
○フランス ティーニュ大会(2007.12.13)
○ティーニュ現地レポート
フランス・ティーニュ
(2007.12.13)
2007-2008FISフリースタイル スキー ワールドカップ モーグルが、フランスのティーニュで開幕戦を迎えた。
日本の上村愛子が2位、表彰台に上る2008シーズンの好スタートを切った。
ケガの回復が心配されたが、予選、決勝ともに第1エアで得意のコーク7oを飛んでの完全復活をした。
結果は、男子が昨年の世界選手権で優勝したPierre-Alexandre Rousseau/ピエール-アレキサンダー・ルソー(CAN)が優勝した。
女子は、昨シーズン総合3位のMargarita Marbler/マルガリータ・マーブラー(AUT)が優勝。
日本人選手は、女子上村愛子2位・伊藤みき4位・伊藤あづさ18位だった。
男子は、遠藤夏樹10位と自身初の決勝進出を決めた。その他、西伸幸16位・上野修27位・尾崎快28位・大友徹也36位・桑原竜司44位・遠藤尚46位だった。
Rank | Name | Nation | Result |
1 | Pierre-Alexandre Rousseau(ピエール-アレキサンダー・ルソー) | CAN | 25.04 |
2 | Tapio Luusua(タピオ・ルースァ) | FIN | 24.41 |
3 | Alexandre Bilodeau(アレキサンダー・ビロドウ) | CAN | 24.36 |
Rank | Name | Nation | Result |
1 | Margarita Marbler(マルガリータ・マーブラー) | AUT | 24.24 |
2 | Aiko Uemura(上村愛子) | JPN | 23.51 |
3 | Kristi Richards(クリスティ・リチャーズ) | CAN | 23.43 |
2008 FIS ワールドカップ モーグル・フランス ティーニュ・リザルト>
アメリカ・レークプラシッド
(2008.01.18)
FIS ワールドカップ モーグル・アメリカ レークプラシッド大会が行われ、男子はWarren Tanner/ウォーレン・ターナー(CAN)が優勝し、女子はEmiko Torito/エミコ・トリト(USA)が優勝した。
日本人選手、男子は桑原竜司12位と遠藤夏樹16位で2名が決勝進出した。遠藤はフランス ティーニュ大会に続いて2戦連続で決勝に進出した。
その他、西伸幸23位・上野修34位・大友徹也40位・遠藤尚48位・尾崎快49位でいずれも予選通過はならなかった。
女子では、伊藤みきが8位に入り、こちらも2戦連続で決勝進出となった。ティーニュで2位だった上村愛子は22位で2戦連続での表彰台はならなかった。
Rank | Name | Nation | Result | |
1 | Warren Tanner | ウォーレン・ターナー | CAN | 25.55 |
2 | Dale Begg-Smith | デイル・ベッグ-スミス | AUS | 25.49 |
3 | Patrick Deneen | パトリック・デニーン | USA | 25.22 |
Rank | Name | Nation | Result | |
1 | Emiko Torito | エミコ・トリト | USA | 25.17 |
2 | Deborah Scanzio | デボラ・スカンジオ | ITA | 23.98 |
3 | Kayla Snyderman | カイラ・スニードマン | USA | 23.70 |
2008 FIS ワールドカップ モーグル・アメリカ レークプラシッド・リザルト>
アメリカ・レークプラシッド
(2008.01.20)
第3戦目となるFIS ワールドカップ モーグル アメリカ レークプラシッド大会が行われた。
男子は、昨シーズン総合チャンピオンのDale Begg-Smith/デイル・ベッグ-スミス(AUS)が今シーズン初優勝を飾り、総合でも早くもトップに立った。
女子は、Michelle Roark/ミッシェル・ローク(USA)が優勝した。
日本人選手男子は、上野修28位・西伸幸31位・尾崎快32位・遠藤尚38位・桑原竜司48位・遠藤夏樹49位に終わり、決勝進出はいなかった。
女子は、伊藤みき13位・上村愛子16位で決勝へは進出したが、表彰台には届かなかった。
Rank | Name | Nation | Result | |
1 | Dale Begg-Smith | デイル・ベッグ-スミス | AUS | 26.37 |
2 | Alexandre Bilodeau | アレキサンダー・ビロドウ | CAN | 25.57 |
3 | Patrick Deneen | パトリック・デニーン | USA | 25.23 |
Rank | Name | Nation | Result | |
1 | Michelle Roark | ミッシェル・ローク | USA | 24.2 |
2 | Ekaterina Stolyarova | エカテリナ・ストリャロバ | RUS | 24.13 |
3 | Nikola Sudova | ニコラ・スドバ | CZE | 22.89 |
2008 FIS ワールドカップ モーグル・レークプラシッド・リザルト>
カナダ・モンガブリエル
(2008.01.26)
FIS ワールドカップ モーグル カナダ モンガブリエル大会が行われた。
男子は、昨シーズン総合2位のGuilbaut Colas/ギルバート・コラス(FRA)が優勝した。
女子は、Ekaterina Stolyarova/エカテリナ・ストリャロバ(RUS)が優勝し、日本の上村愛子が
4位に入った。
日本人選手男子は、遠藤夏樹が9位に入り今シーズンWC4戦中3戦目の決勝進出と好調だ。
その他、西伸幸28位・遠藤尚30位・尾崎快41位・上野修42位・桑原竜司45位・大友徹也47位と決勝進出はならなかった。
女子は、上村愛子4位入賞・伊藤みき14位と決勝進出している。
Rank | Name | Nation | Result | |
1 | Guilbaut Colas | ギルバート・コラス | FRA | 26.38 |
2 | Ruslan Sharifullin | ルスラン・シャリフリン | RUS | 26.06 |
3 | Vincent Marquis | ビンセント・マーキス | CAN | 25.99 |
Rank | Name | Nation | Result | |
1 | Ekaterina Stolyarova | エカテリナ・ストリャロバ | RUS | 26.01 |
2 | Deborah Scanzio | デボラ・スカンジオ | ITA | 25.71 |
3 | Michelle Roark | ミッシェル・ローク | USA | 25.70 |
2008 FIS ワールドカップ モーグル・カナダ モンガブリエル・リザルト>
デュアル モーグル
アメリカ・ディアバレー
(2008.02.02)
2008 FIS ワールドカップ デュアル モーグル・アメリカ・ディアバレー大会が行われた。
男子はVincent Marquis/ビンセント・マーキス(CAN)が優勝し、女子はShelly Robertson/シェリー・ロバートソン(USA)が優勝した。
日本人選手は、上村愛子が予選を1位通過したものの決勝ラウンド1回戦でOlga Lazarenko/オルガ・ラザレンコ(RUS)に敗退し9位に終わり、伊藤みきも決勝ラウンド1回戦で敗退し、14位に終わった。
男子では、西伸幸が決勝ランドに進出したが1回戦で敗退し15位、その他上野修26位・遠藤尚29位・遠藤夏樹34位・尾崎快37位・桑原竜司41位だった。
Rank | Name | Nation | Result | Qual | |
1 | Vincent Marquis | ビンセント・マーキス | CAN | Final | 23.82 |
2 | Landon Gardner | ランドン・ガードナー | USA | Final | 22.37 |
3 | Alexandre Bilodeau | アレキサンダー・ビロドウ | CAN | Semi Final | 21.45 |
Rank | Name | Nation | Result | Qual | |
1 | Shelly Robertson | シェリー・ロバートソン | USA | Final | 22.69 |
2 | Margarita Marbler | マルガリータ・マーブラー | AUT | Final | 22.65 |
3 | Kristi Richards | クリスティ・リチャーズ | CAN | Semi Final | 21.87 |
2008 FIS ワールドカップ デュアル モーグル・ディアバレー・リザルト>
カナダ・サイプレスMtn
(2008.02.09)
2008 FIS ワールドカップ モーグル カナダ サイプレスMtn大会は悪天候のため今シーズン初のキャンセルとなった。
バンクーバーオリンピックでのモーグル競技の会場となるサイプレスMtnで、いつもとは少し違う感情を持って試合を楽しみにしていた選手も多かったと思われる大会だっただけに、残念だ。
Rank | Name | Nation | Result | |
Cancel |
Rank | Name | Nation | Result | |
Cancel |
2008 FIS ワールドカップ モーグル・カナダ サイプレスMtn・リザルト>
日本 福島県猪苗代・リステル
(2008.02.16)
2008 FIS ワールドカップ モーグル猪苗代大会が2月16日に福島県猪苗代町にあるリステルスキーファンタジアで行われた。
男子は、Dale Begg-Smith/デイル・ベッグ-スミス(AUS)が優勝し、2位に日本の上野修が入った。
女子は、上村愛子が優勝し3年ぶりにワールドカップでの優勝となった。
その他の日本人選手男子は、益川雄6位・附田雄剛9位で決勝進出、遠藤尚19位・吉川空21位・桑原竜司25位・西伸幸28位・尾崎快36位・遠藤夏樹41位・長谷川健太42位で決勝進出はならなかった。
女子は、伊藤みき6位・伊藤あづさ9位決勝進出、里谷多英14位・村田愛里咲19位・田村悠25位で決勝進出はならなかった。
Rank | Name | Nation | Result | |
1 | Dale Begg-Smith | デイル・ベッグ-スミス | AUS | 23.03 |
2 | Osamu Ueno | 上野修 | JPN | 22.68 |
3 | David Babic | デービッド・バビック | USA | 22.28 |
Rank | Name | Nation | Result | |
1 | Aiko Uemura | 上村愛子 | JPN | 22.59 |
2 | Nikola Sudova | ニコラ・スドバ | CZE | 21.44 |
3 | Emiko Torito | エミコ・トリト | USA | 21.43 |
2008 FIS ワールドカップ モーグル・猪苗代 リステル・リザルト>
デュアル モーグル
チェコ・マリエンバート
(2008.03.01)
2008 フリースタイル FIS ワールドカップ デュアル モーグルの第8戦目がチェコ マリエンバートで行われた。
女子では上村愛子が自身初となるW杯デュアルでの優勝で、猪苗代大会に続き2連勝し、今シーズン2勝目、通算4勝目としWC総合ランクでも1位に立った。
これで残り3戦で悲願のWC総合チャンピオンへの期待も大きく膨らんだ。
伊藤みきは、準々決勝で上村愛子に敗れ8位だった。
男子はGuilbaut Colas/ギルバート・コラス(FRA)が優勝し、今シーズン2勝目をあげた。
日本人選手は、男子の西伸幸が6位入賞を果たし、上野修が決勝の1回戦で敗れ14位、その他、吉川空18位・遠藤夏樹22位・附田雄剛31位・桑原竜司38位と決勝進出はならなかった。
< Man >Rank | Name | Nation | Result | Qual | |
1 | Guilbaut Colas | ギルバート・コラス | FRA | Final | 23.59 |
2 | Nathan Roberts | ネイサン・ロバーツ | USA | Final | 24.06 |
3 | Alexandre Bilodeau | アレキサンダー・ビロドウ | CAN | Semi Final | 25.84 |
Rank | Name | Nation | Result | Qual | |
1 | Aiko Uemura | 上村愛子 | JPN | Final | 22.73 |
2 | Sylvia Kerfoot | シルビア・カーフォート | CAN | Final | 22.27 |
3 | Emiko Torito | エミコ・トリト | USA | Semi Final | 22.48 |
2008 FIS ワールドカップ デュアル モーグル・チェコ マリエンバート・リザルト>
スウェーデン・オーレ
(2008.03.07)
2008 フリースタイル FIS ワールドカップ モーグルの9戦目がスウェーデン オーレで行われ、上村愛子が優勝し猪苗代大会からW杯3連勝となり通算5勝目を挙げた。
これで、WC総合でも2位に83ポイントの差をつけ、次戦で優勝すると初の総合チャンピオンが確定する。
男子は、Dale Begg-Smith/デイル・ベッグ-スミス(AUS)が優勝し今シーズン3勝目を挙げ、総合3連覇へ一歩近づいた。
日本人選手男子は、上野修4位・附田雄剛5位で2人が入賞・吉川空13位で決勝進出・西伸幸22位・遠藤夏樹27位・桑原竜司34位で決勝進出はならなかった。
女子の伊藤みきは予選は10位で通過したものの決勝では12位だった。
< Man >Rank | Name | Nation | Result | Qual | |
1 | Dale Begg-Smith | デイル・ベッグ-スミス | AUS | 25.94 | 24.89 |
2 | Nathan Roberts | ネイサン・ロバーツ | USA | 25.88 | 24.53 |
3 | Dmitriy Reiherd | ドミトリー・レイハード | KAZ | 25.47 | 23.79 |
Rank | Name | Nation | Result | Qual | |
1 | Aiko Uemura | 上村愛子 | JPN | 24.43 | 22.98 |
2 | Kristi Richards | クリスティ・リチャーズ | CAN | 23.73 | 24.35 |
3 | Emiko Torito | エミコ・トリト | USA | 23.00 | 24.22 |
2008 FIS ワールドカップ モーグル・スウェーデン オーレ・リザルト>
デュアル モーグル
スウェーデン・オーレ
(2008.03.08)
2008 フリースタイル FIS ワールドカップの10戦目となるデュアル モーグルがスウェーデン オーレで行われた。
女子では上村愛子がWC総合チャンピオンに王手をかけて、イエロービブ(現時点で総合1位の選手が付けるBib)で挑んだ大会となった。
注目の上村愛子選手が、猪苗代大会からの4連勝で2008 WC総合チャンピオンを決めた。
決勝で総合2位のNikola Sudova/ニコラ・スドバ(CZE)との直接対決に勝利して文句なしの
「女王」となった。
伊藤みき選手は決勝トーナメント1回戦で敗れ14位だった。
男子はDmitriy Reiherd/ドミトリー・レイハード(KAZ)が優勝した。
日本人選手は、上野修8位(決勝トーナメント2回戦敗退)、附田雄剛18位・吉川空23位・西伸幸28位・遠藤夏樹30位・桑原竜司44位で予選通過はならなかった。
Rank | Name | Nation | Result | Qual | |
1 | Dmitriy Reiherd | ドミトリー・レイハード | KAZ | Final | 24.36 |
2 | Dale Begg-Smith | デイル・ベッグ-スミス | AUS | Final | 24.57 |
3 | Vincent Marquis | ビンセント・マーキス | CAN | Semi Final | 24.72 |
Rank | Name | Nation | Result | Qual | |
1 | Aiko Uemura | 上村愛子 | JPN | Final | 23.34 |
2 | Nikola Sudova | ニコラ・スドバ | CZE | Final | 23.04 |
3 | Kayla Snyderman | カイラ・スニードマン | USA | Semi Final | 22.46 |
2008 FIS ワールドカップ デュアル モーグル・スウェーデン・オーレ・リザルト>
イタリア・バルマレンコ
(2008.03.15)
2008 フリースタイル FIS ワールドカップ モーグルの最終戦が、イタリア バルマレンコで行われた。
注目の女子は、上村愛子が優勝しワールドカップ5連勝、通算7勝目を挙げ2008シーズンの総合チャンピオンにふさわしく最終戦を有終の美で締めくくった。
伊藤みきは5位入賞で今シーズンのワールドカップを終了した。
男子は、David Babic/デービッド・バビック(USA)が優勝した。
その他日本人選手男子は、西伸幸6位入賞・上野修17位だった。
< Man >Rank | Name | Nation | Result | |
1 | David Babic | デービッド・バビック | USA | 23.26 |
2 | Vincent Marquis | ビンセント・マーキス | CAN | 23.24 |
3 | Patrick Deneen | パトリック・デニーン | USA | 23.18 |
Rank | Name | Nation | Result | |
1 | Aiko Uemura | 上村愛子 | JPN | 24.50 |
2 | Margarita Marbler | マルガリータ・マーブラー | AUT | 24.09 |
3 | Nikola Sudova | ニコラ・スドバ | CZE | 22.96 |
2008 FIS ワールドカップ モーグル・イタリア バルマレンコ・リザルト>