2007 FIS ワールドカップ モーグル
猪苗代 リステル
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濃霧のため約6時間の中断しても選手達は納得(2007.02.18)
フリースタイル スキー ワールドカップ猪苗代大会デュアルモーグルが行われた。
濃霧による視界不良のため中断しながらの競技となった。
そんな中、優勝したのは男子オーストラリアのデイル・ベッグ-スミス、女子は中止となった。
この日は、男子の予選から行われたが、16名の演技が終了後、約6時間もの間、競技は中断された。それでも、今シーズン雪不足でのキャンセルが多かっただけに大会関係者の思いは強かった。
残りの男子選手の人数、そして女子の競技を考えるとタイムリミッドは16時。それまでに霧が晴れてくれることを誰もが祈るように待った。
みんなの祈りが通じたのか、タイムリミッドぎりぎりで霧が晴れ、ようやくゴールエリアからスタートまで見えるようになった。
競技が再開されたのは16時10分、男子予選が終了後すぐに女子予選の公式トレーニングが開始、女子の競技開始が17時10分と発表された。
この日の猪苗代の日没は17時21分の予定、残された時間内での女子選手の競技は無理と判断、残念ながら女子の競技は中止となった。
これにより、男子の決勝も中止となったが予選は終了しているため、そのまま予選の結果が採用されることとなった。
これだけ長い時間、競技が中断されたことは初めてとのこと。
それでも選手達からは一言も不満の声は出なかった。
優勝したオーストラリアのデイル・ベッグ-スミスは「天候が相手だからしかたのないこと。大会組織委員会も競技をするために判断したことで、選手達も競技をするために来ているのだから、競技ができたことはとても良いことだった。」と今回の判断には納得の様子だった。
<2007 FIS ワールドカップ デュアル モーグル ・猪苗代 リステル・リザルト>
(写真:濃霧でコースはほとんど見えない状況)